精神科通院⑦ 統合失調症的な幻覚 エビリファイ副作用だった?

白目トモ子(筆者)
マスコミの片隅で息も絶え絶えの記者。週末キャンピングカー住まい。子供との野遊び、中学受験、家計簿、時短収納を記録。自身も中受経験の経験組。

小4長男の精神が不安定になり、児童精神科に通院しています。もともとの発達障害的な特徴に加え、小4になって現れたのが妄想・幻覚のような症状。この症状、実はエビリファイという薬の副作用だったかもしれないと、考えています。それに気が付いたのは4日前のある出来事がきっかけでした。(太郎のこれまでの通院の経緯は下のバナーから)

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久しぶりのお客様をお迎え

不幸にして、というか、幸いにして、というか。いくつかのイベント的出来事が重なって気が付いたのでした。

先週の土曜日、めずらしく我が家に来客がありました。迎えたのは夫ヒロシの幼馴染の新婚夫婦。コロナ禍で延期延期になっていたお祝いの食事会を、我が家で開催したのでした。

長男太郎、朝から大興奮。部屋を飾る、ケーキを買う、何もかも自分でしたくてテンション上がりっぱなしです。そして食事の最中はしゃべる、しゃべる、しゃべる。しゃべり続ける太郎。クイズを出し、お笑いを披露し、ジオラマの作品を見せ、1時間以上、1人芝居状態。

そして21時に友人夫婦が引き揚げた後。

寝ない。ぜんっぜん寝ない。

寝室に入ると「あっあっあっ」と興奮状態に入ってしまい、しばらくパニック。落ち着いたら止めどもなく続くおしゃべり。「寝よう」と添い寝をしても逃げ出す。外に散歩に連れ出しても全く落ち着かない。

困りました。翌日は太郎の10歳の記念フォトの撮影会。早く寝かせて早く起こしたかった。しばらくの間あの手この手で寝かせようと試みるも全て失敗。「もう何とか寝てよ」といすがるような思いで飲ませたのが、エビリファイというお薬でした。

寝つきの悪さ対策で処方

エビリファイの錠剤。
効く人にはよく効く薬だそうです

実はこの薬、5月下旬から飲ませていました。処方されたのは近くの小児神経科。寝つきが明らかに悪くなってきた5月下旬、何か良い薬がないか相談したところ、「低用量なので気休め程度」とエビリファイ1mgを処方され、2か月ほど飲んでいたのでした。

寝つき対策としては効果はそれほどでもなかったのですが、「よし、薬飲んで寝よう」と気分を切り替えるのには便利で、親としても「気休め」として認識。この認識の甘さもあだになりました。

とにかく、この日は早く寝てほしくて、残っていたエビリファイを飲ませたのです。本来は飲み合わせなどもあるのでダメなんでしょうけれど、何とか太郎の気分を切り替えさせたいと、奥の手のつもりで投入したのでした。

撮影は何とかこなしたが…

そして翌日。10歳のお祝いの撮影は何とかこなし、お祝いのお寿司を食べ、帰宅する道の中。

「空に顔が見える‼」と太郎が大絶叫。大変不穏な状況になり、「ごめんごめんごめんごめん」「カスだカスだカスだカスだ」等の同語反復の複雑音声チック(※)も大炸裂して止まらない状況に。※本人の意図に反してある程度長い文章を口走ってしまう症状

その日は撮影の合間も不安定な様子を見せていました。控室で待っている間に説明してくれたのが、目が6つある恐竜について。目を開けると見えないけど、目をつぶるといつもそこにいる。それが少しずつ物語が進むように動いているのだと、不安げに話していました。

ただ、あまりに不安定な様子の長男を見慣れてしまっていたということもあり、特別なシグナルだとは思わず、受け流してしまっていたのでした。

Twitterで情報収集、「副作用」に気が付く

そして翌日。Twitterで体験談を調べようと、太郎が飲んでいる薬の名前を検索して、つぶやきをサーチしていた時。向精神薬の副作用について言及していたツイートにたどり着きます。

大荒れはしょっちゅう。
躊躇なく投げつけられるクッションに
これがもっと固いものになったらと恐怖を感じることも

そのツイート自体は太郎が飲んでいる薬についてではなかったのですが、はっと気が付いたのです。ここ最近の太郎の不調が、本来の病態ではなく、副作用でもある可能性があることに。

そんなこと、誰に言われるまでもなく、知っていたはずです。夫ヒロシの躁うつ病治療で、薬が合わずに錯乱して11階から飛び降りそうになったり。患者家族としての経験値はそれなりに高かったはずなのに。

忘れてた。そういえば、薬はそもそも合ってたのか?? そして、また気が付きました。前日の錯乱ぶりに対して、その日の太郎が比較的落ち着いていたこと。そして、両日の違いは、エビリファイを飲んだかどうかだ、ということに。

エビリファイの副作用に「幻覚」

さっそくエビリファイの副作用を検索。すると、1~5%未満の頻度での副作用に「幻覚」の文字が。さらに5%以上のところには「神経過敏、不安」ともあります。

思わずすぐにヒロシを呼びます。「太郎の幻覚、エビリファイの副作用じゃない?」

添付文書の副作用一覧を見ていると、太郎が実は様々な副作用を訴えていた、ということに気が付きます。目がちかちかする、目が痛い、足がむずむずするなどの痛みや変な感覚。一覧には他にも自殺企図、強迫性購買、感情不安定、錯乱なども。

「…そういえば、俺も昔エビリファイ飲んだ時、目がチカチカしてやめたんだった」

確かに昔そんなこともあったかもしれない。そうすると、太郎が訴えた「目がチカチカする」については少なくとも副作用ということで良さそう。じゃあほかの症状は? どこからどこまでが副作用で、どこからは太郎の病気なんだろう。考えると途端に分からなくなります。

そもそも何が悪かったんだ?

最初の処方は5月下旬。
そこから6週間飲み続けていました

あれ? 太郎ってそもそも、最初はなんでエビリファイを飲み始めたんだっけ?

もともと、癇癪持ちな子ではありました。学校に行き渋ったり、サピックスに行けなかったりということもままありました。親に対して反抗的で、衝突はしょっちゅう。確かに、それにも困っていました。

でも、薬を飲み始める前の太郎の姿と、今の急に狂ったように叫びだす太郎の姿が結びつきません。

過去の太郎の様子を思い出そうと、太郎の精神不調について書いた過去のブログを読み返します。そこには、妄想、鬱・希死念慮、不安感などが記されています。ただそれを書いたのはすでにエビリファイを服用していた時。

この症状のどれかは、もしかしたらエビリファイの副作用なのかもしれない。もはやどれが本来の状態で、どれが副作用なのか、混然として分からない。死にたいと最初に言ったのはいつだった? 何かが見えると言ったのは?

すべて、薬の服用を始めた6月以降のような気もする。そうあって欲しいという、単なる願いであるような気もする。

…でも。副作用である可能性がある以上、いったん薬を全部やめて、もともとの太郎がどんな困りごとを抱えていたのか、もう一度確かめてみた方が良いのではないか。そうだ。薬はいったん全部、やめよう。

そう決心するも、時すでに遅し。その日は2回目の児童精神科通院日で、妄想症状の悪化を訴えた我々に、主治医は統合失調症薬を処方。2週間かけて慣らしてきたインチュニブに加え、新たな薬のリスパダールを、すでに太郎は飲んでいたのです。

そして翌日。最悪の1日を迎えます。

トモ子

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