個別指導どう選ぶ? プロ講師の1対1か学生バイトの1対2

白目トモ子(筆者)
マスコミの片隅で息も絶え絶えの記者。週末キャンピングカー住まい。子供との野遊び、中学受験、家計簿、時短収納を記録。自身も中受経験の経験組。

前回のブログで、長男太郎の中学受験へ向けTOMASの説明を聞きに行ったことを書きました。月に12回お願いすると月謝は13万円超。価格を抑える選択肢なら他にもありますが、どうするか。なぜ個別授業が必要なのか、いったん考える必要がありそうでした。

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個別指導を検討し始めた理由

そもそも個別指導を検討し始めたきっかけは、中受勉強を再開しようと申し込んだサピックスの入塾テストから、太郎逃げ出したことでした(11月に退塾し、再入塾を目指していました)。逃げ出した原因は塾の近くで友達の姿を見かけたため。同世代と関わるのはやはり苦痛なのか? であれば個別指導しかない。中学受験の個別指導といえば、TOMAS? と、最初に見学に向かったのでした。

TOMASではパーテーションで仕切られた半個室で、壁掛けのホワイトボードの前に講師が立って授業が進みます。完全に1対1で、解いている手元を注視してくれているので、細かい解き方の癖も指導してもらえそうでした。

見積もりは月12回の授業で13万円超。プロを中心とする講師による1対1授業なので、それなりに値が張ります。コマ数を増やしたいと思っても気軽には増やせなさそうです。

東京個別指導学院にも行ってみた

比較検討用にもう一か所、東京個別指導学院を見に行きました。図書室のようなブースが縦に並べられている教室で、大学生のアルバイト講師が、ブースの間の通路に座っています。1人の講師が受け持つ生徒数は2人。ペアとなる子は通路の反対側に座っているので、お互いに気になってしまうこともなさそうでした。

1人に問題を解かせている間にもう1人に解説し、問題を解き終わって声をかけると一緒に答え合わせをしてくれます。指導用のホワイトボードなどはなく、横からノートに書き込んだり、メモ用紙に書いたりする形です。

東京個別の方の価格は小6で週3回の場合で5万7090円(2024年1月時点)とTOMASの半額以下。TOMASの方は週1回ならひと月の授業数は4回固定でしたが、東京個別のほうは5週目があり5コマになっても月謝は変わらず。週の勉強リズムが崩れない上にお得感もあります。授業開始直前まで振替が可能で、気分の浮き沈みが激しく行けないこともありそうな長男にとっては有難い対応です。

雰囲気もだいぶ違いました。TOMASが特訓道場なら、東京個別はすぐ隣に質問教室がある自習室という感じ。TOMASの方は授業開始時には起立・礼をして授業を始めますが、東京個別の方は「今日は何しようか?」と和やかでした。

緊張感より程よい距離感

どっちだろう…。弱みを見抜いてしっかり弱点対策をして欲しいならTOMASか。ある程度は自宅学習で進められるのであれば、問題演習する場所として東京個別を使うのも良さそう。

結局、我が家は東京個別にお願いすることにしました。集団との併用となる可能性があると考えると、週3でも5万円台に収まる価格は魅力です。長男も、1対1でずっと見られていて緊張感があるTOMASより、呼べばすぐに見てもらえる距離感の東京個別の方が性に合ったよう。不登校には雑談の時間も楽しいそうです。

ギフテッド傾向のある子にどちらが向くのか一般化はできませんが、教師と生徒という立場の違いをあえて際立たせるTOMASスタイルより、お兄さんお姉さんに質問する形の個別指導のほうが、精神年齢高めの特性っ子には違和感ないように感じました。そういう意味では、1対1と1対2の比較というより、横に座って教えるか、前に立って教えるかという授業スタイルの違いが大事なのかもしれません。

また、並行して探していた集団塾に(なんと!)通塾する方向ですが、個別は当面残すことにしました。集団塾に再度通えなくなった場合の保険にしたいというのがまず一つ。もう一つは、以前より気が散りやすく家での勉強が難しいため、自宅・塾以外で勉強できる場所を一つ持っておきたいという理由です。

トモ子

今回の塾選択のポイントは

  • ずっと見られている緊張感より、気軽に質問できる距離感がちょうどよかった
  • 自習室兼質問教室という感覚で、身構えずに行ける
  • 月謝が半分以下
  • 欠席の時に振り替えやすい
  • 長期休暇の際に自習室として使いやすい
  • プロ講師より年齢が近く、不登校には貴重な雑談相手になる。雑談を推奨する雰囲気も◎

ちなみに、今回検討したほかの選択肢と、さしあたって採用しなかった理由は以下の通りです。

オンライン家庭教師

  • Zoomに入れないなどの事態に備え、親の在宅が必要なのが大変
  • 手元を見せるためのカメラなど、案外準備が必要。長男が一人で準備して授業を受けられない
  • 通学タイプの個別指導塾と比べると、本部のサポートが心もとない。その日の指導内容は親の指示が必要
  • 授業中は家族が静かにしていなければいけないのが案外ストレス(特に次男)

地元密着型の個別指導塾

  • 月謝は東京個別のさらに8割程度と安いが、教室が小さく講師も少ない。寺子屋感
  • 中学受験対策もできなくはないが、小学校の授業の補習が中心で、中学受験の指導経験に不安
  • 日中の早い時間は低学年の落ち着きのない子どももいるため騒がしいとのことだった
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