小4太郎の精神不調のため、サピックスを続けるかどうかの話し合いをしています。きょう暫定的に出した結論は、サピックスは続ける、夏期講習は続ける、ただし週末は休む。その通りできるかどうかはともかくとして、今日話した内容の要旨です。
太郎の体調に関して
太郎はもともと持っていたチック(トゥレット症候群)に加え、ひどい癇癪、イライラ、幻聴が聞こえるなどの症状があり、先週精神科病院にかかりました。現在服薬治療をしながら、治療の方向性を探っています。
薬を飲んだ感じ、基本的には癇癪を抑える方向では効いてる印象。ただ、虫が見える、誰かに聞かれている、本棚の裏に人がいるなどの発言が出てくるようになり、一部の症状はエスカレート。
言動が変になるのは今日のサピックス続けるかどうかの話し合いのような「考えたくないことを考えた時」(脳にストレスがかかった時?)だけの模様。生活には影響は出ない程度で、遊びに行ったり、本を読んだりという活動は普通にできています。
トゥレット症候群とは
目をギュッとつぶったり、腕が勝手に動いたりする運動チックと、勝手に声や言葉が出る音声チックが継続して出る病気。10歳~12歳で症状が悪化すると言われており、太郎はまさに10歳で症状が悪化し始めました。
サピックス通いのこれまでの経緯
サピックスには3年2月から通い始め、半年が経過しました。地下鉄で40分のところに通っていますが、春期講習明けからだんだん通塾を嫌がるように。聴覚過敏があるため地下鉄の音が嫌なこと、学校の友達はJR沿線の方に通っていることなどが要因です。
塾の課題に関しては、反抗期が始まりつつあるのか、病気によるものなのか、親に抵抗してできないことがしばしば。週内にこなせる分量はかなりムラがあり、復習テストに向けて間に合わせる、という形でした。
太郎はそれでも「続けたい」
塾に通い始めた当初は太郎が「やめたい」親が「もうちょっと頑張ってみて」という関係だったのですが、今は逆転。太郎が続けたがっています。続けたい理由を聞いてみたところ、以下の5つに分解できました。
- 中学受験はしたい
- サピックスの授業は楽しい
- 学校の友達とサピックスの話ができるのが楽しい
- サピックスを辞めると置いて行かれる気がする
- 「サピックスに通ってるなんてすごいね」と言われる
- 辞めたら「ダメ」の烙印を押された気がする
やっぱりそうなんだな~と思いました。「すごいね」と言われるって部分。「サピックスに行っているのがプライド」っていう言い方を本人はしていたのですが、自己肯定の道具になっている側面があるんだなあと。
でも実際には授業に行こうとすると動けなかったり、宿題にも取り組めなかったりして、「自分はダメだ」とも思ってしまっている。だけど中学受験自体はしないと「置いていかれる」気がする…。
そんな中で親に「もう辞めたら」と言われると、見放されたような気がして怖くなる。辞めたところで、やっぱり中学受験をしたいと思ってももう戻れない気がする。焦りやジレンマの塊の中にいる状態です。
親は「辞めて少し休んだら」
最近はむしろ親の方がサピックス辞めた方がいいんじゃないかと、太郎に働きかけています。まずは現実問題きちんと通塾できていないこと、精神面で明らかに不調をきたしているので、まずは治療に専念したほうが良いと思っているからです。
でも太郎は見放されたと感じるようで、「辞めよう」と言われるのを非常に嫌がります。見放しているわけじゃなく、休むなら休むときちんと区切りをつけてほしい、ということなのですが、押し問答になってしまって結論が出ません。
夏期講習初日は欠席
そんな中迎えた夏期講習初日、やっぱり行けませんでした。夏期講習初日が日曜日で、弟が遊びに出かける中での通塾だったので、「嫌だ」という気持ちが増してしまったのか。塾の話をすると頭を抱えて「ウワアー」と叫んでしまう状態。
「次は行けるから、今日は休む」と本人が決めて、ようやく落ち着きました。その上で出した結論は、平日は行く。家族がみんな休んでいる日は一緒に休みたい、ということでした。
次の夏期講習は火曜日。行けるのかどうか。もしかしたら夏休み一日も通塾できないかもしれないな、と思いますがもう夏期講習費用8万円超は支払い済みです。
お金払ってるから行ってほしいなんて理由でプレッシャーをかけたくないけど、実際問題そう思ってしまいます。でも、太郎はとことん周りの期待を汲んでしまう子なんだというのも身に染みて分かったので、自分で結論を出すまで親は口出ししないで見守らなきゃなあと…親としてもジレンマです。
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