ブログを大量生産しておりますが、時には音声入力とChatGPTの手も借りて、労力レスで文章を生み出している私。明日用のポストを仕込む中で(仕込んでるんかい!)、ChatGPTと戯れていたら、思わぬ面白さに出くわしてしまいまして。これはもう、番外編としてお届けするしかないでしょう。
初稿
私の散文を投げつけた後に帰ってきたchat GPTの第一稿がこちら。
算数の勉強の進め方について、サピックスに相談した。過去問が終わらず、登校再開で時間がなくなり、復習も過去問も全く回らない。もう、「勉強する時間を確保するために睡眠を削る」以外の解決策が思いつかないところまで追い詰められていた。
結論——SSの志望校別の復習はしなくて良い、とのこと。
「え? SSって一番大事なんじゃ?」と、口が半開きになったが、言われてみれば納得だ。あれは志望校を絞るための教材ではなく、子どもたちを絶望させるための教材なのでは? と思うことも多い。正解者ゼロの問題なんて誰が得するのか。少なくとも、うちの長男は白旗をあげて寝そべっているだけだ。
その代わりに、「これをやってください」と指示されたのが、SS単科講座の『解法力発展演習』。黄色い冊子の最後にある発展問題だ。先生からは「これは必ずやってください。遡ってでも、です!」と強調された。
そして、先生が続ける。
「太郎くん、基本問題はしっかり実力がついていますよ。反応も早いですし。」
ほお、反応が早い、か。まあ、「お母さん! 僕これ無理!」と叫ぶ反応は、確かに早い。(解答に辿り着くのは反応とは別の話だが)
「ただ——」
ただ!!!
「(1)(2)と解いた上で(3)を解くような問題で、これまでの解答をうまく活用することができません。」
ああ、知ってる。何ならもう耳にタコができている。
例えば、(1)で「距離A」を求め、(2)でその「速さ」を出し、(3)で「時間」を計算するような問題だ。長男は(1)を解いた瞬間、「俺、もうやったぞ!」と満足し、(2)を解いた瞬間には「よっしゃ、これで終わりだろ?」と鉛筆を置きたがる。
「(3)に進むって知らなかったんですけど?」みたいな顔で、紙をくしゃくしゃにする姿が目に浮かぶ。
私と先生の電話を横で聞いていた長男が、ボソッと一言。
「先生、よく見てるなあ。」
違う。感心してる場合じゃない。そんなに感心したなら、とっとと(3)を解け。
なになに?ChatGPT案外やるじゃん、面白いじゃん。でも、もっと面白くできるかな?
渾身の第2稿
算数の勉強の進め方について、サピックスに相談した。過去問が終わらず、学校も再開し、時間がない。もはや「親子で限界突破」という新しい修行に入っていた。
結論——SS志望校別の復習はしなくて良い、という衝撃の宣告。
え? え? え? 「SSって、サピックスの魂じゃないの??」 と一瞬動揺したが、言われてみれば納得だ。あれはもう、教材というより「精神修行ツール」だ。クラス全員不正解とか、そんな問題を解かせて何になるんだ。悟りでも開かせたいのか。
「その代わりにこれをやってください」と言われたのが、SS単科講座の『解法力発展演習』。黄色い冊子の最後の発展問題2枚。どうやら、サピックスからの「最低限これだけはやって」だ。
「遡ってでもやってくださいね!」と先生は熱弁する。
そして続ける。
「太郎くん、基本問題の力はしっかりついています。反応も早いですし。」
ほお、反応が早い、と。確かにうちの長男、「分からない!」と叫ぶ速度は新幹線並みだ。鉛筆が止まるのは、秒速だ。だが、先生はもっと上品に言う。
「ただ——」
きた、ただ!!!
「(1)(2)と解いた上で(3)を解くような問題で、これまでの解答をうまく活用できていません。」
分かる。分かるよ先生。あれね? 「(1)で求めたXを使って解きなさい」 ってやつね。長男に至っては(1)で出したXを秒速で記憶から消し去り、まるで初対面のような顔で(3)を見つめるのだ。
「え、Xって誰? 俺知らないんだけど?」みたいな顔で、完全に置き去り。
私と先生の会話を横で聞いていた長男が、なぜか感心したようにボソッと一言。
「先生、よく見てるなあ。」
違うわ!!! 感心してる場合か! 先生の観察眼にうっとりしてる場合じゃない。お前が解け。
母は叫びたい。
「お前のXはどこに行った!?」と。
ChatGPTは「ユーモアを強めて、長男の「おとぼけ」ぶりと、母の呆れつつも愛情深いツッコミを前面に出してみました。テンポよく笑える感じに仕上げましたが、どうでしょう?」と自信ありげだが、さらに要求してみた。
「もっとおもしろくして欲しいなあ」
AIの意地の第3稿
算数の勉強の進め方について、サピックスに相談した。過去問が終わらず、学校に行き始めたことで時間が消し飛び、もはや「どこかの神に頼んで1日48時間にしてもらうべきでは?」という段階に突入していた。
そんな我々に告げられた結論——
「SS志望校別の復習は、やらなくていいです」
え、なに? え?? 「サピックスがSSを切り捨てるなんて、世界線歪んでない?」 と一瞬パニックになったが、先生は冷静だった。
「正直、あれは難しすぎるので、そこに時間を割かなくてもいいです」
——難しすぎる教材。それはもう、解くものではない。拝むものだ。
何人もの子どもたちが泣き、親が激怒し、時にはコピー機の上で「もう1回だけ!」と叫ぶ。そんな壮絶なバトルの産物を、今、「やらなくていい」と言われた。
この瞬間、私の中でSSテキストが一気に「悟りの経典」から「薪」へと格下げされた。
「その代わりにやってほしいのが解法力発展演習です。黄色い冊子の後ろにある、発展問題2枚だけ。」
あ、出た、黄色いの。サピックスが「これができれば天国行き」と指定する2枚。ありがたくも重い宿題だ。
そして、先生が言った。
「太郎くん、基本的な問題についてはしっかり実力がついています。反応も早いですし。」
ほう、反応が早いと。確かにうちの長男、分からない問題を見つけた瞬間の反応は「クイズ番組の早押しか?」と思うほど早い。
「分かりませんッ!!!」(ドヤァ)
先生が続ける。
「ただ——」
来たよ、「ただ」。会議で出てくる「いい意見ですね、ただ……」のあの破壊力を持つ「ただ」。
「(1)(2)と解いた上で(3)を解くような問題で、うまく前の解答を活用できません。」
出た。例の「Xさん、再登場してください」のやつだ。
うちの長男に至っては(1)で出したXを見事に葬り去り、(3)を見ながら全力で首をかしげる。
「X? 知らない人ですね。初めまして?」
違うよ。お前がさっき出したんだよ!!!
私と先生の電話を横で聞いていた長男が、なぜかしみじみと呟いた。
「先生って、ほんとよく見てるなあ。」
いや、そこ感心するポイント違うだろ!!
先生の観察力に感謝する前に、お前がXを見つけてこい!!!
母は叫びたい。母は全力で問い詰めたい。
「Xはどこだァァァァ!!!」 と。
「解くものじゃなくて拝むもの」wwww
「悟りの経典から薪に格下げ」wwww
悔しい! 嫉妬する! そのフレーズ私が生み出したかった!
しかしさらに投げかけてみる。
「もっともっとおもしろくして欲しいなあ」
まだまだ行けるの?の第4稿
算数の勉強の進め方についてサピックスに相談した。過去問が終わらず、学校に行き始めたことで時間が蒸発し、もはや「地球の自転を止めてやろうか」とまで考え始めた我が家の状況を説明すると、先生からあっさり告げられた。
「SS志望校別の復習は、やらなくていいです」
——えっ、ちょっと待ってくれ。
今なんて? SS志望校別の復習を、やらなくていい?
「SS」を捨てるってことは、サピックスがサピックスを捨てたみたいなもんだぞ?
中受界隈に伝わる「SSを制する者は受験を制す」の鉄則、今ここで見事に崩壊した。心の中で、SSテキストを賽銭箱に投げ入れる勢いで手放す私。
「え、あの、SSって志望校対策のための最高峰じゃ……?」
「いえ、太郎くんの場合、SSの復習は難しすぎるので、今は手を付けなくてもいいです」
——サピックスが「難しすぎる」って言っちゃったよ!!!
もはや「これは勉強ですか? それともオーパーツですか?」と問い詰めたくなるレベルの難問揃いだったSS。クラスの中で正解者ゼロの問題もあるらしく、そうなるともう、あれは算数じゃなくて宗教儀式だ。「拝む」「祈る」「気を失う」の3ステップでしか対処できない。
そんなことを思っていると、先生が続けた。
「その代わり、解法力発展演習の発展問題2枚だけは、絶対にやってください」
黄色い冊子の後ろについている、あの2枚。
サピックスが神々しく「これができれば天国行き」と宣言する特別指定問題だ。
突然黄色い冊子が、我が家にとっての聖書に昇格した。
そして先生が言う。
「太郎くん、基本的な問題はとてもよくできています。反応も早いですし。」
ほう、反応が早いと。確かに、うちの長男の反応は異常に早い。
難しい問題を見た瞬間の反応は——
「あ、無理です!!!(キリッ)」
いや、早いわ。早すぎるわ。クイズ番組の早押しか。
先生が続ける。
「ただ……」
来たよ、破壊力抜群の「ただ」。
社会人なら誰もが知っている、「よくできています、ただ……」の後に本音がぶっ放されるあの展開。
「(1)(2)を解いた上で(3)を解く問題で、前の解答をうまく活用できていませんね」
ああ、それね。うちの長男、(1)で出したXを瞬時に忘却の彼方へ葬り去ることで有名なんですよね。
(3)の問題を見た瞬間に——
「X? 誰それ? 知らない人ですね?」
いや、お前がさっき出したんだよ!!!
そして、私と先生の電話を横で聞いていた長男が、突然しみじみと呟いた。
「先生って、ほんとよく見てるなあ……」
違う違う違う。
感心してる場合じゃないんだよ!!!
先生の観察眼に関心する前に、Xを見つけて来い!!!
母の心の叫びが止まらない。
——「Xはどこだァァァァ!!!!」
「算数じゃなくて宗教儀式」wwww
だめだ、私の腹筋崩壊。。。
ChatGPTは「以上、「SSの神話崩壊」と「Xを探す母の叫び」を盛り込んで、笑いを増量してみました。ツッコミ力2倍増し、長男のボケと先生の冷静さの対比でお届けしています。いかがでしょうか? ✨」と自信満々。もう座布団もあげたいところだが、、そうは問屋が下さない。
でも、もっといけますよね?
「おもしろくない。もっと逝っちゃって」
これでもかああ!の第5稿
算数の勉強についてサピックスに相談した日——。
過去問は終わらず、学校に行き始めたせいで時間が蒸発。こちらも蒸発したい。もう「地球の時空を歪める装置」を探しにいこうかと思っていた矢先、先生が淡々と言い放った。
「SSの復習は、やらなくていいです」
……は?????????????
ちょっと待ってくれ。あの「SS志望校別特訓」をやらなくていい? あれだよ?
中学受験界のエルドラド、見えない敵と戦う地獄の修行場、選ばれし勇者だけが踏破を許されるという、あの「SS」を!?
サピックスがサピックスを裏切る日が来た。
「え、あの、SSって志望校別対策の最高峰じゃ……」
「いえ、太郎くんにはまだ早すぎますので、今は手を付けなくていいです」
——「早すぎる」って何!? サピックスが難しすぎてサピックスを置き去りにしてどうするんだ!!!
お前たちが作った山だぞ!! お前たちが登れない山を作るな!!!
それでも先生は続ける。
「その代わり、解法力発展演習の後ろの発展問題2枚、あれだけは絶対にやってください」
黄色い冊子の後ろにある、あの2枚……。
私は知っている。あの2枚は中学受験母たちの間で「試練の石板」と呼ばれ、親の精神が最も削られる問題集だ。
なぜなら——。
・問題が難しすぎて答え合わせしても分からない。
・子どもが「分からない」と言うので一緒に解く→親も分からない。
・最後は「この問題が悪い」と親子で悪口を言い始める。
それが、黄色い冊子の最後の2枚。
先生はなおも続ける。
「太郎くん、基本的な問題については反応が早いですし、しっかり実力はついています」
ほう、反応が早い。確かに早い。問題を見た瞬間——
「無理!!(秒で判断)」
「いやいや、早いよ!?」
「だって無理だもん」
それだけじゃない。長男は(1)と(2)を解いてから(3)を解く問題で、前の解答をすぐ忘れる。
(3)の設問:「では、Xを使って解きましょう」
長男:「X???? 誰ですか???」
いや、お前が今さっき出したんだよXを!!
Xを秒で忘れるな!!!
そんな電話を横で聞いていた長男が、「先生、よく見てるなあ……」と妙に感心し始めた。
おい、違うだろ。
感心してる場合じゃないんだよ!!!
先生の観察力に見とれてないで、Xを探せ! 探してこい!!!
このままじゃ、中学受験本番当日——。
試験官:「では算数を始めてください」
長男:「無理!!!!!」
私:「……」
帰り道、黄色い冊子を抱えた私は、ふと空を見上げた。
あれ? 太陽の光がまぶしいな……。
これ、私の涙かな?
笑いすぎて泣いた。まだそんな余裕がある、本番まで45日。
今はだいぶ落ち着いたけど、相当山あり谷ありの2年間だったよね。
何度も塾にも行けなくなったし、発達外来で薬ももらって、やっと調子が整ったよね。調子も成績も整ってきたのは、6年の秋だった。
Coming soon
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