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西大和受験は撤回
気がつけば、カウントダウンブログのポスト数が16本を超えている。ブログを始めた時点で、本番まで62日だった。残り2か月というカウントダウンも、すでに4分の1以上を経過したということだ。時の流れが速すぎる。
ぼちぼち出願シーズンに突入している。先日、長男が「ニシダイワを受ける」と突然宣言した件について、出願締め切りが「今日」というこのタイミングで、改めて意向を確認してみた。
「でも僕、そこがどんな学校なのか知らない。」
そっと「奈良にある学校だよ」と教えたところ、間髪入れずに却下された。
「じゃあいいわ。」
こうして、ニシダイワもとい、西大和特攻計画はあっさりと終了した。
東京受験があるとは言え、受験料だけで2万5000円かかる。もちろん、受けたいなら支払う用意はあるが、正直に言えば、少しホッとしている。我が家の財布も無事守られた。
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で、次は暫定的第一志望校の出願。こちらについては「受ける?」と聞いても、「ちょっと待って」と言われたまま待たされ中。私の脳内の砂時計の砂は容器をぶち破って流出を続け、いまや頭の中には広大なサンドアートが完成している。けれども、本人が「選んだ」という実感を持つことが重要なのだと、母は己に言い聞かせている。
過去問の進捗状況
暫定的第一志望校の過去問の進捗状況についても語らせてほしい。算数は7年分、国語は6年分を終了した。11月に志望校を変更し、長いスランプに苦しんでいたことを考えれば、これはかなりの頑張りである。昨日、サピックスの算数の先生に「算数は7年分やりました」と報告したら、「順調ですね」と褒めていただいた。もっとも、褒められたのはペースだけである。
算数の得点推移について言えば、最初は合格者平均点の半分という惨状だった。それが徐々に6割、7割と向上し、最近では合格者平均点の8割に到達。あと1問正解すれば、受験者平均点にも届くところまできている。母としては、この成長は評価に値するものである。
次にSS志望校別講座の話だが、長男の自己評価を引用するとこんな感じだ。社会:「ぶっちぎりの1位!」(爽快感マックス)、理科:「調子がいい時はいい」(逆に悪い時は?)、国語:「調子が(以下略)」——なんだこの評価は。不安定な理科と国語が調子を揃え、さらに算数で合格者平均点を取れれば、合格最低点には届く……そうだ。
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凸凹中受、いよいよラストスパートだ!
白目太郎の中受のこれまで
小4でS入塾。S偏55からスタート。同年、発達特性と高IQが判明。ADHD薬の服薬で落ち着きのなさはおさまり、クラスはαに上昇。
小5秋に大失速、サピックス退塾。転塾、再度の退塾を経て小6の夏前からサピックスに復帰。11月にS偏65に到達するも、絶賛足踏み中。
書いてて気がついたが、「届く」というより「運が良ければ届くかも」では? 正確に言えば、「ダメとは言い切れないけれど、安心するにはまだちょっと早い」感じか。「あと1問で平均点!」とか、「調子がいい時はいい!」とか、希望と不安を小刻みに投げてくるこの状況。まさに心の綱渡り。
さて、本人の見通しはどうか。
「受かるでしょ」と、自信満々である。その楽観的な態度、嫌いではない。むしろ見習うべきだろう。そして、この楽観をそのままに願書を提出し、私の頭の中を鳥取砂丘化させる前に、一刻も早く決着をつけてほしい。
タンギーかファンキーか
ところで完全に余談だが、昨日は学校で図工の授業があったらしい。そこで、先生がゴッホのおじさんの絵を皆に見せて、「この絵を見たことがあるか」と聞いたのだそうだ。有名な絵なので「見たことがあるか」という質問には多くの子どもが挙手したという。続いて先生の質問。
「じゃあ、このおじさんが誰か知っていますか——」
長男、これに答えられたのだそうだ。名前はタンギー爺さん。ただし、ボソボソと呟いたため、周囲には「タンギー爺さん」ではなく、「ファンキー爺さん」と聞こえたらしい。クラス中にざわめきが生じ、「ファンキー爺さん」が一瞬、正答として受け入れられたかのような空気に包まれたらしい。母としては、その場で事態を修正する勇気が長男にあったのかどうかすら怪しい。ただ、本人はしっかり「答えられた」との確信を持っているようだ。
タンギー爺さんにせよファンキー爺さんにせよ、巷では有名なのかもしれないが、当然ながら私には未知の存在である。長男と美術館を巡るというようなハイソな過ごし方をしたこともない。我々は彼をキャンピングカーで野に放ち、文字通り「野生の勘」に任せて育ててきたつもりだ。
なぜ長男が知っているのかも謎でしかない。けれども、どうやら以前読んだ本か何かにその名前が載っていたらしく、「タンギー爺さんは画商でウンタラカンタラ」という蘊蓄まで披露してくれた。もっとも、その蘊蓄部分は、私の脳からはすでに消え去っており、長男の説明に頷きながらただ、「タンギー」よりも「ファンキー」という響きの方が妙に残った程度である。
母の美術リテラシーの低さを痛感すると共に、長男の記憶力凸ぶりを改めて実感したエピソードだ。……いやしかし、算数が雑学科に置き換えられる未来が訪れるとしたら、どれほど穏やかな気持ちで出願書類に向き合えるだろうか(深いため息)。
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今はだいぶ落ち着いたけど、相当山あり谷ありの2年間だったよね。
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何度も塾にも行けなくなったし、発達外来で薬ももらって、やっと調子が整ったよね。調子も成績も整ってきたのは、6年の秋だった。
Coming soon