1月31日
最終日は勉強3時間で打ち切り
ついに本番前日だ。テスト前日に勉強を詰め込みすぎると決まって失点が増える長男。私は流石に学んだ。大事なテストの前日は勉強をしてはいけない。夜まで机にかじりつくなんてもってのほかで、可能であれば丸一日を自由な日にしたい。
とは言っても、長男の牛歩戦術により、1月の勉強は予定より大幅に遅れて進行し、焦りがあった。社会の統計と年号の最終確認に着手できたのは、なんと昨日。思いのほか定着していることに驚きつつも、抜け落ちていた事項がパラパラと出てきた。合格ラインを上回るための1点につながるかもしれないわずかな可能性のため、最終日の今日、ダメ押しでもう少し詰め込んでおきたい。
凸凹中受、2月1日開成受験へ向けラストスパートだ!
白目太郎の中受のこれまで
小4でS入塾。S偏55からスタート。同年、発達特性と高IQが判明。ADHD薬の服薬で落ち着きのなさはおさまり、クラスはαに上昇。
小5秋に大失速、サピックス退塾。転塾、再度の退塾を経て小6の夏前からサピックスに復帰。復帰時のS偏差値は54。11月にS偏68を突破し、志望校を開成中学に変更した。
ADHD薬が効き、最も長男が冴え渡っている時間には算数に取り組む、というのがここ1か月の我が家の鉄則だったのだが、今日だけは社会を最優先にした。怒涛のように教材を投下すること3時間。「さすがに疲れた」とのSOSが出た時点で今日の勉強は打ち切り、残りは自由時間とした。
長男の伴走、ついに終了
「中学受験の勉強に付き添う」役割は、ついに終わった。もう、私が長男の隣に座り、サピックスの教材を積み上げることは、ない。インプットはついに終わった、という安堵とともに、果たしてこれで良かったのかという不安が襲ってくる。
1月は算数に全振りしすぎたせいで、理社の点が下がったような感触がある。漢字に手が回らなくなったことで、字形のミスも増えた気がする。よくなかった部分を思い返せばキリがない。その代わり、算数では想像以上の成長を見せてくれたが、あの勢いが今日まで続いているのかは確認できていない。不安要素ははっきりと見えるのに、手応えだけが掴めない。
何%受かるのだろう。つい、考えてしまう。9月と11月の学校別SOでは、第一志望の合格可能性は30%だった。対策を全くしていなかったあの頃よりは、相当伸びたはずだ。理社でミスをせず、算数で力を出し切れば、合格ラインには届くように思える。今の力は、確率で言うなら50%、60%といったところか。
まさしく受験生のボリュームゾーンだ。ほぼ互角の受験生たちが、わずかな点差で白か黒かが決まる勝負に挑む。60%の合格確率があったとしても、結果は合格か不合格かのどちらかしかない。冷徹な現実が突きつけられる試験だからこそ、送り出す私が動揺してはいけない。これまでの模試と何一つ変わらない態度で、「気負わず、力を出し切っておいで」と、さらりと送り出さなければならない。
親にできるせめてものことは、最高のコンディションでその場に立たせてやることだ。栄養と、休養と、気持ちの強さ。そのすべてを整えるため、今日は21時に寝かせた。思ったより早く眠りについた長男の寝息を聞きながら、彼が目覚める時にはいよいよ本番なのだと、改めて実感する。
今はだいぶ落ち着いたけど、相当山あり谷ありの3年間だったよね。
何度も塾にも行けなくなったし、発達外来で薬ももらって、やっと調子が整ったよね。調子も成績も整ってきたのは、6年の秋だった。