「算数は最後まで伸びる」を証明できるか 本番まで13日

白目トモ子(筆者)
メディアの片隅で生き延びてきた物書き。小学生男児2人を育てる。目下の悩みは不登校で発達特性ありの長男の中学受験。
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1月19日

SSの算数が安定

SSから帰ってきた時の長男の雰囲気に神経を尖らせている。模試がない今、SSの成績が今の状態を知る重要な手掛かりだからだ。今日の帰宅時の機嫌は雨雲。「あまり出来なかった?」と聞いたところ、「何でもかんでも成績のせいにしないで」と怒られた。どうやら今日は電車で行ったのに夫が迎えに行ったのに腹を立てていたらしい。「せっかく、友達と帰れると思ったのに」と。

肝心の成績は算数が5位。理社についてはコメントがなかったため、あまり良くなかった模様。他の科目の結果には目を瞑るとしても、算数の5位は我が家にとって朗報だ。長男の得点戦略は「理社で稼ぎ、算数で落とさない」。算数については、まずは受験者平均点を目指してやってきた。

5位という結果は、今のクラスでは平均以上。最低限の目標をクリアできた証になる。さらに心強いのは、この水準を続けてキープしていること。安定して結果を出せるようになったことで、本番でも「落とさない算数」が実現できる可能性がぐっと高まってきた。

太郎

凸凹中受、2月1日開成受験へ向けラストスパートだ!

白目太郎の中受のこれまで

小4でS入塾。S偏55からスタート。同年、発達特性と高IQが判明。ADHD薬の服薬で落ち着きのなさはおさまり、クラスはαに上昇。

小5秋に大失速、サピックス退塾。転塾、再度の退塾を経て小6の夏前からサピックスに復帰。11月にS偏65に到達。志望校を開成中学に変更し、最後の一踏ん張り中。

本番はどちらに賭けるか

今の志望校別クラスに移ったばかりの12月上旬、長男は最底辺をウロウロしていた。精神的にも相当キツかった。それでも、耐えた。耐えて、耐えて、「難しい、わからん、やってられるか」とぼやきながらも、問題に向き合い続けた。この間、クラスからは1人抜け、2人抜け、長男の移行後から計7人が減った。クラスの人数が減るたびに「最底辺」の基準は上がり続ける。その中で、長男は順位をじわじわと上げた。

あ、グッと伸びた、と実感したのは正月特訓が終わった頃。気づけば、答案用紙には丸が増え、定位置だった最後列から、最前列へと席が変わった。我が家の伴走は、本人の走る意欲の高まりを待つだけじゃなく、時に居心地のいい空間から引きずり出して叱咤激励して走らせる局面もあった。でもよく着いてきた。

欲を言えば、「あと1ヶ月あれば」とも思う。覚醒が遅かっただけに、今もまだ成長している手応えはある。でも、クラス変更から2ヶ月。猛者揃いの今のクラスで、皆が歯を食いしばって努力している中、順位を上げていくのはそれだけで立派。ほんの数ヶ月前まではαクラスからも距離を置いて、下方調整してもらったクラスでのんびりやっていたのだから。

何もかもが賭けだったけれど、今のところ、その賭けは良い方に転び続けている——ような気がしている。そして、そろそろ最後の賭けを決める時期だ。さて、君はどこを受けるのか。

太郎

今はだいぶ落ち着いたけど、相当山あり谷ありの2年間だったよね。

トモ子

何度も塾にも行けなくなったし、発達外来で薬ももらって、やっと調子が整ったよね。調子も成績も整ってきたのは、6年の秋だった。

 
 
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