胃の調子が全然良くならない。病院で処方された胃酸を抑える薬を飲んでいるのに、食後数時間すると腹痛が襲ってくる。昨日はついに嘔吐。お粥だけなら食べられるのだが、調子に乗って蒸したジャガイモに手を出したのが悪かったのかもしれない。それにさらに調子に乗ってゆで卵までつけてしまった。結果、ゲロゲロ。これまでの人生、精神的にはダメージを受けることがあっても、胃だけは守られてきた、伝説の鉄壁の胃が私の取り柄だったのに。だいぶきてる。
今日は昨日の反省を活かして、夜までお粥で過ごした。お粥の悪いところは、食べている間はすこぶる調子が良いので「胃の調子がついに良くなった」と錯覚すること。錯覚した結果、調子に乗って蒸した鶏肉をほんのひとかけらだけ食べたら、案の定お腹が痛くなってきた。どうしてこんなことに。もう、早く胃カメラでもなんでもして原因を突き止めてほしい。
そしてもう一つ悪化しているものがある。長男の態度だ。栄東に合格して気が抜けたのか、完全に浮ついている。本人にも勉強に集中できていない自覚はあるらしく、日中は勉強をやめて、昨日今日と学校に行っている。帰宅後は一応勉強を始めるものの、完全に上の空状態で、出るわ出るわ、ミスの数々。私も見なければいいものを、1日の終わりに教材を片付けているとどうしても目についてしまい、つい問いただしてしまった。
太郎凸凹中受、2月1日開成受験へ向けラストスパートだ！
白目太郎の中受のこれまで
小４でS入塾。S偏55からスタート。同年、発達特性と高IQが判明。ADHD薬の服薬で落ち着きのなさはおさまり、クラスはαに上昇。
小５秋に大失速、サピックス退塾。転塾、再度の退塾を経て小６の夏前からサピックスに復帰。11月にS偏65に到達。志望校を開成中学に変更し、最後の一踏ん張り中。
「ねえ、これ。呼吸で出るのが二酸化炭素と老廃物ってどういうこと？」
「ねえ、これ。どう見ても左右ほとんど対称のテコなのに、片方が5グラムで片方が165グラムってどういうこと？」
勢いで打ち込んでいるこれらのセリフ、文脈なしに読むと「どんなやりとりだよ」と突っ込みたくなるかもしれないが、その場の空気感だけ汲み取ってほしい。要は、親にこんなふうに詰められて、受験生が面白いわけがない。当然、不貞腐れる。
長男曰く、不貞腐れていたのは私の聞き方が悪いかららしい。「どういうこと？ とか、なんで？ とか聞かれても答えられないんだよ、僕は」と言い返された。あまつさえ、「じゃあお母さんは僕が解けた他の問題は解けるのかよ」と逆ギレ。実際、私には解けない。それを棚に上げて、さらに追い打ちをかける。
「やる気あるの？ まだ全然安全圏にいるわけじゃないんだよ。覚えてる？ この前解いた算数の過去問、18点だったの。」
プチンときた私は、先日解いた過去問で取った過去最低点を持ち出した。長男曰く「時間配分をミスった」せいで取ってしまった18点。青ざめるべき点数だと私には思えるが、本人は平然。「問題が解けなかったのは事実だが、入試本番では時計もちゃんと見るし、ミスにも気がつく」と述べ、それ以上の見直しをしようとしない。
反省の色が全く見えない抗弁に「努力してない」と断じると、「努力はしてる」と即座に反論が返ってくる。確かに、努力はしているのかもしれない。そこで、「ギリギリまでの努力はしてないよね」と少し修正してみた。すると、「確かに、ギリギリまでの努力はしてない。する必要がない」と開き直る長男。そこは認めるんかい。
そりゃ、胃が痛くもなるわ。これがあと17日も続くのか。あれ？ 私今、17日「も」って言った？ 普段は「◯日しかない」って言ってるのに、見方を変えると急に長くなるなんて、あら不思議。この胃痛もあと17日は続くのかしら。本当に憂鬱……だけど、ストレスだけで吐くほど悪くなるかなあ。
太郎今はだいぶ落ち着いたけど、相当山あり谷ありの2年間だったよね。
トモ子何度も塾にも行けなくなったし、発達外来で薬ももらって、やっと調子が整ったよね。調子も成績も整ってきたのは、6年の秋だった。