1月13日
ブレる結果
「100パー落ちた」と断言していた栄東の東大特待Ⅰが受かっていた。それも、合格基準点を余裕で上回り、栄東の合格枠の最上位帯、「特待3年」に届きそうな勢いで。残念ながら特待3年には届かなかったものの、あと少しという点数には驚かされた。
点数の内訳を見ると、理社が圧倒的に良かった。理社合計で受験者平均点を40点近く上回り、「理社で稼ぐ」という戦略が見事にハマった形だ。今回も前回に引き続き国語が振るわなかったが、そのマイナスを補って余りある得点を理社で稼いでいた。
昨日発表された栄東A日程では、科目別の点数内訳で一番悪かったのが理科だった。今回一番良かったのも理科だった。A日程では合計点で特待合格には遠く及ばなかったのに、今回は理科での積み増しも寄与し、特待合格の基準点を余裕でクリアしている。出題範囲や問題の相性次第でこれほどまでに結果がブレるという事実には、改めて戦慄する。同じ学校なのに。
もちろん、日々の対策で苦手を潰す努力は続けているものの、聞くところによると昨日は、浮いているように見える立体構造「テンセグリティ構造」に関連する問題も出題されたとか。知らなくても解けるよう説明されているのだろうけれど、受験生に伴走する立場としては、「一体何をどう対策しときゃいいのさ」と天を仰ぎたくもなる。
長男としては、あと少しで3年特待だったというのが悔しいらしい。昨日は昨日でA日程の特待に届かず大癇癪を爆発させたし、やはり本番で点数の開示があるのは、模試で点数が出るのとは違った重さがあるようだ。ようやく腹を括ったのか、これまで以上に真剣に机に向かうようになった。慢心しすぎもせず、自信を完全に失うわけでもない、ちょうどいい結果になったのではないだろうか。
ブドウ糖のアレ
試験の合間に食べる軽食問題について。昨日に関しては、10日の栄東A日程での反省を生かし、休憩時間ごとに「ハイチュウ」で糖分補給をしていたらしい。「軽食は休憩ごとに食べたの?」と尋ねると、「当然でしょ」と、うざそうな顔で返された。その2日前には、「教材を読むのに精一杯で軽食は食べられなかった」と言っていたはずだが、できなかったことが2日でできるようになる——これこそが育児だ。
凸凹中受、2月1日開成受験へ向けラストスパートだ!
白目太郎の中受のこれまで
小4でS入塾。S偏55からスタート。同年、発達特性と高IQが判明。ADHD薬の服薬で落ち着きのなさはおさまり、クラスはαに上昇。
小5秋に大失速、サピックス退塾。転塾、再度の退塾を経て小6の夏前からサピックスに復帰。11月にS偏65に到達。志望校を開成中学に変更し、最後の一踏ん張り中。
「軽食」というのがどこまでOKなのか分からず、遠慮がちに持たせていた私だったが、受験会場ではワッフルや煎餅を広げ、さながらおやつタイムらしい。初日は何も口にしなかった長男も、環境に感化されたのか、「あれ、買ってよ。ブドウ糖のやつ」と言いながら、口の前で哺乳瓶を持つような動作をしてリクエストしてきた。
あれか。受験シーズンに必須のあれ。自分が持ってきていないことに焦るほど、他の子がこぞって飲んでいるのだろうか。その光景を想像すると、微笑ましいようでいて、子供が自らリクエストするような飲み物でもないだけに、決戦の場へ送り込む我が子を支える親の思いも感じられ、なんとも言えない感情が込み上げてくる。
我が家は千葉は受けないので、これで1月入試は終わり。次は2月の本命校になる。遅ればせながら我が家でもブドウ糖のウィダーインを買ったし、2月にはたっぷり持たせることにする。あ、その前に1日どこ受けるんだっけ?
今はだいぶ落ち着いたけど、相当山あり谷ありの2年間だったよね。
何度も塾にも行けなくなったし、発達外来で薬ももらって、やっと調子が整ったよね。調子も成績も整ってきたのは、6年の秋だった。