1月10日
栄東の初日完了
ストレスなのか胃腸炎なのか原因は不明だが、筆者の胃腸の状態がズタボロで、のたうち回る時間が増加している。そのためブログの更新が全く追いついていない。しかしそこは記者魂。栄東の合格発表後にこの投稿をするのは、さすがに間が抜けた印象になりそうなので、第二戦を奮闘中の長男の迎えを待ちながら、スタバで必死の形相で過去分を執筆している。
栄東の初日が終わった。
感触はまあまあ。あまり緊張もせず、「SOみたいだった」と本人も言っている。それもそのはず、模試が本番を模している以上、まさに模試の模試たる所以である。
凸凹中受、2月1日開成受験へ向けラストスパートだ!
白目太郎の中受のこれまで
小4でS入塾。S偏55からスタート。同年、発達特性と高IQが判明。ADHD薬の服薬で落ち着きのなさはおさまり、クラスはαに上昇。
小5秋に大失速、サピックス退塾。転塾、再度の退塾を経て小6の夏前からサピックスに復帰。11月にS偏65に到達。志望校を開成中学に変更し、最後の一踏ん張り中。
母の激励の手紙
それでも一応、3年間(途中で中抜けもあったけれど)準備してきた初戦の場だ。本人に「激励の手紙」を求められたので、手抜き感満載で申し訳ないが、ちょうど手元にあった大きめの付箋2枚に、思いつく限りの激励の言葉を書き込んで、サピックスの先生からもらった激励色紙に挟んでカバンに忍ばせておいた。
夜になって、「お母さんの激励の手紙、読んだ?」と聞くと、なんと「読んでない」とのこと。「今読む?」と聞くと、「感動的な手紙を読むと動揺しちゃいそうだから、読みたくない。『うんちぶりぶり』とか書いてあるなら読む」との返事があった。
ならばと、本人のリクエストに全力で応えるべく、新しい付箋の上にデカデカと「うんちぶりぶり」と書き、さらにサービス精神を発揮して「おならぷー」も添えてみた。これには本人も大喜び。そこまで喜ぶのなら、今後の節目節目のメッセージは全て「うんちぶりぶり」にすることに決めた。
ちなみにこの「おならぷー」、一部の読者の皆さんは覚えていらっしゃるだろうか。オナラが出そうになったら周囲に気兼ねせず解放せよ、という私の教えである。試験中に同様のジレンマに苦しむ受験生は少なくないようで、本日の試験終了後、親と待ち合わせるや否や「試験中、オナラしちゃった」と報告していた同志がいたと長男が教えてくれた。「我慢してしまって試験に集中できなかった」と報告されるよりも、100倍安心できる話である。
我が家ではこれを「ナイスガスコントロール」と呼ぶことにしているが、ぜひ同志たちにもお勧めしたい。我慢は体に毒だし、試験中の集中力を乱さないためにも重要だ。我慢しがちな長男も、同志の潔い判断に学んでほしい。
科目別の手応え
ふざけたことばかり書いていないで、役に立つことも。科目別の手応えについて、算数は大問4で少々手こずったものの「だいたいできてるはず」、国語と社会については「簡単だった」との感想だった。理科に関しては、昨年までの傾向とは異なり、思考力を求められる出題が多かったようだというコメントもあった。
理科では「生物地理学」と呼ばれるような内容が出題されたとのこと。本土からの距離や島の大きさによって、生態系の豊かさがどう変化するかを示したグラフをもとに、公園内の生物の種の多さを判断させる問題だったようだ。
この手の問題は事前の暗記だけでは対応できず、その場で出題の意図を正確に理解し、グラフを読み解き、与えられた条件から論理的に答えを導き出す力が求められる。長男は比較的得意とする分野ではあるものの、わずかな勘違いで正答を逃すリスクも高い。結果が出るまでは安心できない。
気になるのは、最近の勉強のしすぎによるものなのか、右手が腱鞘炎のように痛むことだ。その痛みが理科のテスト中に気になり始めたらしく、集中力が欠けたという。
ランチ問題
各所で話題になるランチ難民問題について。我が家はさいたま新都心で受験したのだが、同日に開智の入試も重なり、周辺は大変な混雑だったようだ。昼の迎えは夫に任せたので、ランチのチョイスもお任せ。ホテルメトロポリタンが入る「さいたま新都心ビル」のレストラン街を選び、運良くそこまで待たずに入れたとのこと。彼らは「築地食堂 源ちゃん」で海鮮丼を堪能したそうだ。
我が家は受験番号が比較的小さい数字なので、それも功を奏したのかもしれない。ランチの確保までを当日の戦略と考えると、若い受験番号の取得が意外と重要だったりするのかも。
今はだいぶ落ち着いたけど、相当山あり谷ありの2年間だったよね。
何度も塾にも行けなくなったし、発達外来で薬ももらって、やっと調子が整ったよね。調子も成績も整ってきたのは、6年の秋だった。