1月9日
知らないと思ってた?
謎の胃痛に苦しんでいる。何かを食べると、30分から1時間後に激しい胃痛が襲う。年末ごろから1日に1回くらい痛むことがあったのだが、治るどころか回数が増えてきた。胃腸炎にしては普通に食べられるし、痛みが起こらないタイミングもあるので少し違う気がする。ストレス性のものだろうか。これまでストレスが胃に来ることはほとんどなかったのに、子どもの受験というものは、本当に親の体を蝕むものだと痛感している。
で、そんな私の苦しみをよそに、本人は実に呑気なものである。昨日、「栄東明後日だよ」と伝えたら、「聞いてない」と返された。いやいや、聞いてないわけがないでしょう? 聞いていても認識していないという可能性は否定しないが。そして今朝、起きてくるなり、ウキウキした顔でこう言った。
「明日栄東だって知ってる?」
……知ってるわ。この謎の腹痛が見えぬのか。
直前期の勉強は悩ましい。サピックスからは「軽いものだけやればOK」とアドバイスを受けているものの、長男はこれまで「重い」課題を後回しにし続けた結果、算数を中心にまだやりたいものが山積みの状態だ。
そこで、算数についてはあえて「激重」の課題に取り組ませ、理科も比較的重い思考力系の問題を選んで進めている。一方で、国語は書かせる時間を省き、過去の教材を使って口頭で理解を確認するスタイルに切り替え、社会は語句の確認に留めるといった形で、教科ごとに傾斜をつけた配分をしている。
やればできるんだなと感動しているのが、理科のコアプラを1日40ページという驚異的なペースで終わらせたこと、そして社会の用語まとめプリントも1日に3回分ずつ進めて、ほぼ仕上げたこと。最後のスパートの勢いには感心した。その一方で、埋めれば埋めるほど噴出してくる抜け漏れもすさまじい。出てくるわ出てくるわ、穴の数々。
こんな調子で永遠に終わらないモグラ叩きを続けるうちに、気づけば試験前日を迎えてしまいそうだ。本番の日も、本人の実感は置き去りのまま、「え? 本番なの? 聞いてないよ。SOの間違いじゃないの?」と首をかしげつつ、会場へ向かうんだろう、きっと。
今はだいぶ落ち着いたけど、相当山あり谷ありの2年間だったよね。
何度も塾にも行けなくなったし、発達外来で薬ももらって、やっと調子が整ったよね。調子も成績も整ってきたのは、6年の秋だった。