12月9日
今日は朝から夜まで出社。午前中は会議。午後は夜まで缶詰め。相変わらず1人でいるのが不安な不登校長男は、金魚の糞のように私についてくる。
午前の会議中の2時間、会社近くのカフェで過ごしてもらった。会議が終わり、ランチのために合流すると、不機嫌そうな顔をしているのもいつも通り。聞けば過去問ができなかったらしい。この子は、自分に対する期待が高すぎる。期待通りにできないと、自分を責めてしまう。
・・・と、あたかも長男自身に原因があるように書いているけれど、確かにこんな状況では、自分にイライラするのも無理はない。学校に行けていれば先生や友達に囲まれて過ごす時間があるはずなのに、今はずっと問題を解き続ける日々。解けたかどうかだけが手応えになる世界にいるのだから。早くその次の世界に連れて行ってあげたい。
ランチ後、長男を駅まで送り、個別指導に向かわせた。個別指導には渋らず行ってくれるので助かる。長男の苦手な問題を手作りプリントで出してくれるらしく「自分の弱点を見抜かれているのが嬉しい」と言っている。力はついているのだろうか。
12月10日
9:00
受験勉強だけでなく、他の準備も進めなければならない。その一つが発達検査。2022年に受けたきりで、すでに2年が経過している。中学入学前にもう一度検査を受けるべく、今日は夫がかかりつけの発達外来でスケジュールの相談をしてくれた。
年度替わりで同じことを考える人が多いのか、2月の予約はすでに埋まり、3月の予約はまだ受付前だという。「3月の予約が開き次第手続きを進める」と先生が言っていたとのことなので、どの日になっても連れて行くことを約束し、お任せで予約をお願いすることにした。
検査から結果が出るまで1ヶ月かかるため、結果が聞けるのは4月となり、入学前にあるはずの中学校との面談には間に合わない。入学後に改めて面談をお願いするしかないのかな、と思いつつ、長男がどこの学校に通っているのか、検査の結果を持ってどの駅に向かうのか、想像を巡らせる。
第一志望の方だろうか。どうもしっくりこない。志望校変更前の第一志望、今では第二志望の方がしっくりくる。その時の様子を私はきっと投稿するのだろう。この投稿にリンクを貼って。
予言するけど、その時、私は12月から4月を「あっという間だった」と振り返る。8月から12月までの4ヶ月間がそうだったように。ここまでの4ヶ月は想像を遥かに超える展開だったけど、これからの4ヶ月の展開や、いかに。まだ見えないのでひどく遠いようで、もうすぐそこにある、未来だ。
15:00
午後、夫が学校の面談に行くというので、長男もなぜか一緒に行った。授業には出たくない(2日だけ登校したが、結局また不登校に戻った)のに、学校には行きたいらしく、その複雑な心理が垣間見える謎行動。面談中、長男がどこで何をしていたのかは不明だが、なんとも自由な動きである。
ところで、長男が少し落ち着いている間に、夫の状況が不穏だ。これはあくまで中学受験のカウントダウンを記録するシリーズなので詳細は控えめにしたいが、家族の記録として触れておく。どうやら夫は躁状態から鬱転してしまったらしい。
数ヶ月間、朝4時起きで猛烈に働き続け、先週には長い出張もこなした。だが、ボーナスが去年と変わらなかったことに衝撃を受け、急にポキッと折れた。そして突然、「1週間休む」と宣言し、今は自宅で休養中。出張先で合格祈願のお守りを買ってきてくれたけど、健康祈願も必要だったんじゃないだろうか。
22:00
帰宅すると、長男が「今日は学校に加えて保育園にも行った」と報告してくれた。学校からの帰り道、たまたま園長先生に会い、園舎の中に招かれたらしい。
その話を聞いて、ふと思い出したことがある。保育園時代、長男の担任の先生で、特に長男のことをよく見てくれていた人がいた。その先生は「本人は大丈夫そうに装っているけど、他の子のペースに『努力して』合わせている」と教えてくれた。1人目の子どもだったこともあり、当時の私はそれが何を意味するのか深く考えなかったけれど、今振り返ると、確かにその通りだったのだろうと思う。
その先生は現在、療育の分野に進んでいるそうだ。やはり、障害児保育に関心を持っていたからこその視点だったのだろうと、6年越しの答え合わせをする。保育園時代、長男がこれといった不適応を起こさなかったのは、適切な見守りと支えがあったからなのかもしれない。当時は聞き流してしまった先生の言葉が、今になって響く。
今はだいぶ落ち着いたけど、相当山あり谷ありの2年間だったよね。
何度も塾にも行けなくなったし、発達外来で薬ももらって、やっと調子が整ったよね。調子も成績も整ってきたのは、6年の秋だった。
Coming soon
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