サピックスはプリントが多いことで有名です。毎日の授業前テストに授業中テスト、そして授業で配られる冊子に綴じこまれている漢字プリントなどなど。書き込み形式になっているので、復習用にコピーしている家庭も多いかと思います。でもそうすると紙の束の山の整理に悩まされます。今日は、サピックスの紙の束の整理に便利な製本テープのご紹介。
製本テープとは?
製本テープって、これです。
ノートの背に貼られているやつ。割と粘着力がある幅広のテープです。これが、プリントの束の管理には便利です。
- 科目ごとに色で管理
- 苦手な分野は子供に合わせて「自作ドリル」化
- 解答まで一冊にして、解いたらその場で答え合わせ
- 必要なプリントだけを束にするので、分量が少なく見える
というメリットがあります。我が家での使い方を説明します。
科目ごとに色で管理
束ねた冊子をずらりと並べてみました。
来週テストがあるので、週ごとに作る冊子に加え、テスト対策用の冊子もあります。それぞれ、科目ごとに背で色分けして冊子のようにしています。
これが何で便利って、こんな風にその週の分をトレーに入れておいても、パッと取り出せるところ。
ホチキスで束ねただけだとぱっと見では何の科目か分かりませんが、色で分けてあると一目瞭然ですし、子どもにも「緑の漢字のプリントの束をやってね」と伝えられる。
サピックスの配布物は基本全部ホチキス留めなので、どこに何があるか分からなくなりがちでした。でも、必要な分だけコピーして製本テープで留めるようにしてから、とても管理がしやすくなりました。
苦手な分野は子供に合わせて「自作ドリル」化
太郎は漢字が苦手なので、漢字練習は4回できるように同じページを4枚コピーしています。
間違えるたびに1枚追加、というやり方だと、子どもは「また増えた」とネガティブに感じます。でも最初から4枚準備しておいて、すんなり覚えられたときは2枚でおしまいにするという風に進めると、やっている分量は同じでも、気持ちの上での負担感が違うようです。
さらに、個別の漢字の練習欄を漢字1文字ごとに設けています。上の写真の右ページ、手書きで「望」の練習をしているエリアです。もともとのプリントに練習欄はありませんが、下半分に練習用のマスを印刷しています。
こうすることで、文字を見ながら下に書き写すことができます。さらにノートなしで鉛筆1本でできます。子どものやる気って「ノートがない」「ノートがうまく置けない」といった些細なことで失われますが、これなら一冊完結型のオールインワンですから。文句は言わせません。
この形にしてから、漢字をマスターするのに必要な練習量がつかめたようで、小テストで点が取れるようになってきました。
解答まで一冊にして、解いたらその場で答え合わせ
算数は表面に問題、裏面に解答をコピーして、複数回分を冊子にしています。こうすると、「終わったよ」と持ってきてもらったその場で答え合わせが可能です。答え合わせ、特に共働き家庭では放置しがちかなと思うので、おすすめです。
社会の白地図問題は3種類のプリントをまとめて1冊に。分からなかったら解答を見て丸写ししてもOK、としています。サクサク解いて、その場で覚えていくのが大事なので。
社会も書き込む用と解答を全部1束にしているので、「あれがない、これがない、だからできなかったんだ、云々」がなくなります。
必要なプリントだけを束にするので、分量が少なく見える
サピックスの冊子は「余裕があったらやってね」という難問系、計算問題など、いろいろな問題が載っていますが、実際には全部解き切れていません。試験対策で解きなおすとなれば、なおさらです。
でも、あらかじめ「このくらいならできそう」という分量に絞り込んで冊子にしているので、取り組む前のプレッシャーが軽くなります。結果的に解いている問題の量は同じか、多いくらいなのですが。
上の写真の右側は次回のテスト向けに解きなおしたい問題をまとめたもの。A4サイズで印刷して、半分のA5サイズに切っています。本来のテキストの分量でいうと8冊分ですが、まとめるとこれだけ。
解けなかった問題を見ながら「これも本来はやったほうがいいんだろうな」と思うのは、親にとっても少し気が重いものですが、必要な分だけあらかじめ切り出してコンプリートすれば、「コンプリート!!」と親子で喜べます。
どれくらい時間がかかる?
束ね方のルールさえ決めれば、それぞれの科目で10分強。印刷して、ホチキスで留めて、背にテープを貼るだけです。
テープはAmazonで買えます。
ちなみに最初は家庭用複合機で1枚ずつスキャン→コピーしていたのですが、ipadを使って全ページをPDF化してからまとめて出力するのが楽だと気が付いたので、その方法もまた改めて書きたいと思います(→書きました)。
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サピックスのプリント管理方法、試行錯誤しています。