SAPIX入塾テストへ問題集購入 算数先取りなしからの対策

白目トモ子(筆者)
マスコミの片隅で息も絶え絶えの記者。週末キャンピングカー住まい。子供との野遊び、中学受験、家計簿、時短収納を記録。自身も中受経験の経験組。

4月から小3になる次男がいます。ちょうど1年後、新小4からサピックスに通わせようと計画中。入塾テストまではあと半年強です。長男と比べるとペーパーテストの点数が思わしくなく、入塾テストではじかれる懸念も。入塾テスト対策のため、算数ドリルを買ってきました。

このページの内容

目指すは「入塾」

目指すゴールは「入塾」です。Twitterで情報収集していると、小2で小4小5の問題集に取り組んでいる家庭はザラ。算数塾に現在通っているような家庭は幼少期からの圧倒的な積み上げがあり、すでに2年3年先のカリキュラムに取り組んでいます。

一方の我が家はここまでのところ先取りなし。学力は「入塾テスト時点で、入塾テストに合格する」レベルを目指しています。なお、ここでいう「目指すレベル」とは今回購入した問題集で到達したいレベルのことであり、子どもの学力向上の目的が入塾であると言っているわけではありません。

買った問題集

買った問題集はこちらです。

<計算系>

  1. 5年生までにマスターする山本塾の計算ドリル
  2. 計算問題の正しい解き方ドリル

<文章題・思考力系>

  1. 算数ラボ 考える力のトレーニング 9級
  2. Z会グレードアップ問題集 文章題
  3. いっきに極める算数 小学3~6年の文章題

※リンクを踏むとAmazonに飛びます

計算力対策に2冊

計算力対策として買ったのはこの2冊です(再掲)。

  1. 5年生までにマスターする山本塾の計算ドリル
  2. 計算問題の正しい解き方ドリル

計算力を分解すると、暗算力と筆算力に分けられます。最終的には暗算か筆算かを都度選択しながら、計算の工夫も交えて解く総合格闘技のようになっていくわけですが、その前提としては「正確かつスピーディーな暗算力」「正しい答えが導ける筆算スキル」が必要です。

上記の問題集は「5年生までにマスターする山本塾の計算ドリル」が暗算を鍛えるドリル、「計算問題の正しい解き方ドリル」が筆算スキルの向上を目指すドリルと位置付けています。

暗算対策に「5年生までにマスターする山本塾の計算ドリル

中身を見るとこのような感じ。超初級の足し算から始まり、最終的には難しめの割り算まで。

この問題集で良いのは暗算の時の脳内処理を順を追って訓練できるところ。例えば引き算のレベルが2桁2桁まで上がって「67-22」などになったら。まずこの問題集は「67-22=47-2」と間に一段階置く練習をさせます。この計算を5日間やらせてから、一気に暗算させる練習に進みます。

また、すべての問題に制限タイムがあります。制限タイムをオーバーするか、1問でも間違えたら先に進めません。一定のスピード以上で全問正解して、ようやく次のページに進んでいけるので、着実に力が付きます。

問題ページだけで167ページあり、軽く見積もっても1年はかかります。

実は我が家は長男が新小5から取り組み始めました。小4でやっておけばよかったと悔やんでいますが、実際には小4は塾の課題に追われ時間のねん出が困難でした。その反省から、次男は小3から取り組もうと考えています。

筆算対策に「計算問題の正しい解き方ドリル

こちらの中身はこんな感じ。ひっ算や分数の計算の正しい解き方を丁寧に解説してくれています。大型書店に並ぶほぼすべての計算ドリルと見ましたが、ひっ算の手順が最も丁寧だったのがこの問題集でした。

長男の時に苦しんだのが、我流の筆算でした。公文等もやっていなかったため、間違ったやり方をしていても修正する機会がないままサピックスに突入。あまりのミスの多さに隣で解かせると、計算方法の理解がそもそもあいまいだったことが分かりました。

特に共働きで公文等もやっていない家庭では、実はひっ算で躓いていることが見逃されがちになります。ある程度の暗算力がある子どもは、ひっ算があいまいなまま暗算で乗り切ってしまいがちです。この問題集であれば正しい方法の確認から取り組めるので、基礎固めにぴったりです。

正しい解き方が身についたら計算がランダムに出題される「マスター1095」に進もうと考えています。なお、計算に関しては問題集以外に学年の進度に合わせた七田プリントに取り組んでいます。

文章題・思考力系対策向け3冊

計算問題以外の問題で伸ばしたい力として、以下のように考えました

  • 考える力が問われる問題に取り組む力
  • 文章を読んで立式する力
  • 少し難易度高めの文章題に取り組む力

それらの問題意識に合わせて、三冊をチョイスしました(再掲)。

  1. 算数ラボ 考える力のトレーニング 9級(思考力)
  2. Z会グレードアップ問題集 文章題(立式力)
  3. いっきに極める算数 小学3~6年の文章題(〇〇算の先取り)

思考力対策に「算数ラボ 考える力のトレーニング 9級

無学年の問題集です。行ってみれば算数クイズ。考える力自体を伸ばすことに主眼を置いているので、計算力はさほど求められません。小3向けの入塾テストでは基本的に先取りの内容は求められないので、こういった思考力系の訓練が効くと考えています。

購入したのは9級(小3相当)。終了したら8級(小4相当)に進みます。

立式力対策に「Z会グレードアップ問題集 文章題

文章題を解くのに大事なのが、問われている内容を立式することです。簡単な問題であれば文章題を読みながら暗算し、式を書かずに答えが導けてしまいます。しかしこのやり方では、問題が複雑になると解けなくなります。立式で躓くのです。長男がそうでした。

立式するメリットは計算全体が見通せることです。うんざりするような計算処理が求められているように見え、実は計算の工夫で一発で答えが出せたりもします。読みながら解く方法ではそのような工夫はできません。

この問題集の良いところは、問題文はほどよく長く、求められる計算は簡単なところです。読めば解けてしまう問題でも、必ず立式させます。文章を式に直して解いていく感覚を身に着けさせるためです。

この問題集が終わったら、「最レべ」もしくは「スーパーエリート」に進む考えです。

〇〇算の先取りに「いっきに極める算数 小学3~6年の文章

学年なりの問題集の欠点が、学年の枠に限定された問題が中心になること。とくに低学年では既習の四則演算が限られることから、問題を難しくしようにも限界があります。結果、延々と飴だのクッキーだのを分け合い、面倒くさい足し算引き算をさせるという問題になりがちです。

この問題集は中学受験の〇〇算を網羅しているわけではありませんが、基本的な四則演算ができればできる〇〇算に触れることができます。植木算、方陣算や速さの問題など。これまでの足し算引き算の世界から、少し条件が複雑な文章題の世界への橋渡しとしては良い問題集です。

問題集を進めるスピード

これらの問題集は夜勉に取り入れます。基本的に平日は毎日、1ページもしくは見開き2ページ、すべての問題集を回します。1日で同じ問題集を5ページ進めるより、少しずつ毎日触れる方が勘がなまりくにいと考えています。現時点ではそこまで難易度が高いわけではないので、1冊5分~10分、全冊やって40~50分程度です。

山本塾以外は夏休みまでに終わらせるのが目標で、夏休み以降は少し難易度を上げた問題集を入れていきたいと考えています。

トモ子

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