予想だにしなかった私の異動話が水面下で進んでいると聞かされた昨日。希望とは真逆の進展に衝撃を受け、電話を切るや否や転職エージェントとの面談予約を入れました。怒りが背を押したアラフォーママの転職活動。吉と出るか、凶と出るか。年内にも大きな決断を迫られるかもしれません。
同僚からの電話、意にそぐわない異動話
その同僚からは最近たびたび連絡が来ては、私が在宅勤務のために直接話すことができずにいたのでした。昨日もチャットで連絡が入り、電話できないか?とのこと。「できる」と返すと、その返信で「俺がいる部署に異動話が持ち上がってるって知ってるか?」と本題をぶち込まれました。
寝耳に水とはまさにこのこと。電話で問いただした内容も含めて状況を整理すると、こういうことでした。
- 私を引っ張りたいと言い出したのはその同僚本人
- 夏過ぎには私の上司に「欲しい」と伝えていた
- 私は上司からは何も言われていない
- 他の人の名前は出ていないので、おそらく私が異動する方向で調整は進んでいる
- 異動する場合は期限付きとなり、定めの期間経過後には今の部署に戻る(ひも付き異動)
- 今の部署から外への異動を希望している場合、確実に遠ざかる
「私が欲しい」と思ってくれたその同僚には申し訳ないが、控えめに言って呪いましたね。その同僚が私の名前を出したこともそうだし、それを(おそらく)「そうだね、適材だね」とか何とか言って(おそらく)受け入れた上司も。
少し分かりにくいのですが、ポイントは「ひもつきの異動」である点。その異動を受け入れた時点で、今の部署への紐づきがもっと強くなってしまうのです。かれこれ10年間、「外に出してほしい」と言い続けていた私にとって、最も受け入れがたいオファーです。
叶わない異動希望
会社はある時は意識的に、ある時は無意識に、男女の社員に与える仕事を調整しています。その「調整」が10年積もって、ある種のママ社員固定キャラみたいなものができてしまうんですよね。異動調整でも別枠になってしまうような。
こんな経験ありませんか?
上司と話をしていると、「あいつ(男性社員)にこの仕事はさすがにかわいそうだな」とか、「あいつはさすがに動かせない」とか言われたこと。「あいつ」って言われるのは、見るからにマッチョ思考だったり、奥さんが専業主婦で昼夜問わず働いていたりする人。
私はしょっちゅうあります。そしてこのセリフ、くだんの同僚も言いました。「●●(私の同期)はさすがに動かせないからな…」って。
どうしてさすがにトモ子さんは動かせない、って言わないんだろう
何の気なしに言った「あいつは流石に」だと思うんですが、根深い構造問題をあぶりだしていると思います。
- 両立可能な働き方を希望した場合、選択肢の幅が異常に狭い。
- ママ社員は「働き方さえ守られれば、仕事内容は多少目をつぶってね」という扱いを受けがち
- 新たに人を必要とするポジションが家庭との両立可能である時点で、私が候補者に上がってしまう
- 会社のセンタートラックは走れないので、事業の核心部分に関わる業務経験が乏しくなる
- 上司や周囲は善意のつもりで、ママ本人もハッピー、だと思っている
100個くらい羅列できそうですが、愚痴祭りになってしまうのでここらへんでやめておきます。
とにかく、決めました。
もう、見切りつけよう
勢いで転職サイト2社の登録完了
「勢いで転職サイトに登録」と言っても、実のところは1社はすでに登録済みで、面談に進むのをためらっている状態。数日前にも面談日程についてのお伺いメールが来ていたので、第3希望まで入力して送信。そことは別のスカウト系の転職サイトにも登録を済ませました。
転職エージェントとの面談日程は速攻で決まり、スカウト型のサービスの方からも数件、すでにオファーが届いています。
マスコミ一筋・転職ゼロのアラフォーの市場価値は低いと思っていたけど、案外もらい手はあるのかもしれない。ありがたいことです。
次郎が小学校に上がり小1の壁も乗り越えつつある今は、ワーママの転職としてはベストなタイミング。怒りと失望交じりのこの気持ち、転職へ向けたモチベーションとしてうまく活用できそうです。
もちろんまだ100%転職を決めたわけでもないので、ある程度進展させてから上司とも膝附合わせて話をして、最終的に決めることになるかと思います。
話は次回に続きそうです。よければぽちっと応援していただけると励みになります。