運動会が終わり、情緒が安定

白目トモ子(筆者)
メディアの片隅で生き延びてきた物書き。小学生男児2人を育てる。目下の悩みは不登校で発達特性ありの長男の中学受験。
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なんとか2ヶ月持ち堪えた

だいぶ間が空いてしまった。2027年の中学受験を目指す小5の次男を軌道に乗せるべく奮闘していたうえ、3月・4月は生活の変化も多く、文章をまとめる余力がなかった。私自身も体調を崩しがちで、PCに向かうまとまった時間も取れずじまい。

さて。長男の入学から約2ヶ月。「なんとか持ち堪えた」というのが正直なところである。

Xで断片的にポストしていたので、ご覧になっていた方もいるかもしれないが、入学当初は保健室登校が続き、授業中や休み時間に泣き出す姿も見られた。が、ボートレースの応援、運動会の練習といった怒涛のイベント週間を経て、どうやら学校が「安心できる場所」に昇格した模様。

朝は相変わらず遅刻との戦いを繰り広げているが、泣いたり喚いたりといった不安定さはほぼ見られなくなり、こちらとしてはひとまず胸を撫で下ろしている。

運動会練習、繊細さんにはハードモードか

とはいえ、長男のような繊細タイプにとっては、今の進学先はなかなかの「ハードモード」かもしれない。とにかくイベントが多い。そしてその多くが「生徒の自主運営」で行われる。つまり、昼休みや放課後には「自主的に」練習が入る。自主的、とはいったい……?

雰囲気としては「運動会は副業なので、本業(授業)の時間は使いません。やるなら業務時間外でよろしく」というスタイルである。

そこで問題になるのが昼ごはん。早弁が推奨されてはいるものの、その場その場で目の前の出来事に気を取られがちな長男が、友達との会話を切り上げてまで弁当タイムを死守できるわけもなく、弁当が食べきれない日も多かった。空気読まなさそうに思われるけど、流れぶった斬ってまで自分の行動優先するタイプではないのよ。ここ誤解されがちなところね。

その結果、糖分補給のタイミングがズレる。もしくはなくなる。脳デカ族にとって、糖分の安定供給は情緒安定の生命線。それが断たれれば、当然ながら荒れる。荒れます。

さらに、長男のように頭の中が年中無休で稼働しているタイプには、休み時間こそが命綱。それが応援練習に巻き取られ、楽しいけれど緊張しっぱなし。そりゃあ、脳もオーバーヒートしますよね。

情緒が不安定だった理由のひとつはこれか……と気づいたのは、弁当を安定して完食できるようになったのと、情緒が落ち着いてきたタイミングがピタリ一致したから。

栄養、大事。休憩、大事。

えっ、部活が始まったらどうなるのかって???

それはもう、波の高さ次第です。

とりあえず、中学校という次の空母に無事、軟着陸。海には落ちなかったので、これからまた、特異な少年の観察記録をぼちぼち再開していきます。気圧と波の変化は激しめですが、乗組員は元気です。

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