超絶マミトラにはまっていた第2子出産後の私。そのころ何してたって、育児もしてましたが超勉強してました。留学行ったり転職したりする友達横目に、資格なんか取ったって経験が伴わなければただの資格ゲッターだって落ち込みながらも。転職活動を再開しようとしている今、あの頃勉強していた自分に、支えられ、励まされています。
今、職務経歴書を書いてます
連載中ですが、ちょっと横道。
実は今、転職活動を再開しています。再開というほどのことでもないのですが、社内でのキャリア展望がこれ以上開けないこともあり、職務経歴書と履歴書を仕上げています。
といっても私マミトラ上がりですから、社外の人が「記者さん」に期待するような職歴ってないんです。いわゆる夜討ち朝駆けして情報取って回ってスクープ‼ 的な。ありません。かといって、世間で話題になるような深堀り企画やったかっていうと、そういうのもありません。
人脈もないし、「っぽい」経験もない。じゃあ何やってたの? って、あまり書くと身バレするから言えないんですが、こんな経歴をひた走った結果、職務経歴書だけは超ホワイト。あ、真っ白っていう意味で。
そんな中でも、「DX」だとか何だとか、少しでもかすった分野で、かつ応募先に刺さりそうなワードをですね、目を皿のように探して大仰に盛り上げて、装飾していくわけです。クリスマスツリーよろしく。
だからどんな飾りでも、嘘じゃなければ何でも欲しい。もう少し盛らないと人前にお出しできないから。(こうやって思うこと自体が、女性特有の自信のなさ=インポスター症候群って言うらしいですけどね)
試験合格だけしてた証券アナリスト資格
そんな私に、燦然と輝いて現れたワードがこちら。「証券アナリスト」。これは2回の試験合格と、3年の実務経験があればとれる資格で、私は実務経験がないため資格自体は持っていません。ただ、筆記合格だけは実はしていて。2018年。4年前のことです。
弊社はある程度大きな組織でして、中には企業を取材する部門もあります。そういう部門のある記者が「デスクは証券アナリスト資格もなくてバカばかり」ってイキってるのを見て、「ほう、証券アナリスト資格があれば、そんな風にデスクをバカにできるくらい賢くなれるのか」と勘違いして勉強した、というのは少し茶化しすぎですが。
実際のところ、企業取材する記者にしても、アナリスト資格まで持っている人なんて稀なのが実態です。じゃあ、社内でのアピールのネタとしていっちょ取っておくかと。私が将来どの部門に配属されるか分からないし、種まきだけはしておこうかと。
そんなノリで2015年の次郎の育休中に勉強を始めて、3年がかりで筆記合格。次郎をおんぶしながらテキスト読んで、試験直前には朝4時半に家を出て出社前のファミレスで追い込んで。真面目ですよね。涙出ます。あの頃、よく頑張った。
結局「将来どの部門に配属されるか分からない」どころか、異動なしで塩漬けにされ続け、すっかり梅干しになった私。証券アナリスト資格の方も、もう一つの要件である実務経験が積めず、たなざらし状態で4年間忘れてました。
資格取得していなくても、履歴書に書けるって?
そして今。転職を再度検討し始め、職務経歴書の「保有資格」を書くにあたって、思った訳です。これ、書けるのか? いや無理だよね?(ちなみに初回の検討は去年の10月です。秋ってそういう季節なの?)
いかんせん、資格自体は持っていないのです。だけど、転職サイトを読んでいると「勉強中でも応募先に関連が深い資格は書いてOK」との記載が。えっそうなの? それって20代のポテンシャル転職系じゃなくて、私みたいな経験者採用系でも行けちゃう話?
私が応募するのであれば割と親和性が高いのが「広報」部門で、上場企業であれば「広報・IR」として同じ部署で投資家対応もしているのが実際。経歴書を見てもらった時に「記者経験」「証券アナリスト試験合格」ってあれば少しはキラッと光るかも?
結局は職務経歴書の1行に滑り込ませるかどうかだけの問題なので、枯れ木も山のなんとやら。装飾の一つにできるのであれば、ありがたく使わせていただきましょう。そんな具合になにやらかにやら盛り付けて、もう一つの過去の遺産である書きかけの職務経歴書を、ようやく完成にこぎつけました。着手からかかった期間、1年間‼
塩漬けされる自身の処遇に焦っていた私
同期の中では出産が早かった私。記者経験をろくに積まないままに子育て生活に突入し、焦っていました。しかしその頃は、焦りを具体的な行動に移せるだけの若さがあった。上記の証券アナリストの資格取得もそうですし、語学の勉強にも相当な時間を割いていました。
今思うと涙ぐましい努力です。1日2言語を目標に、朝は駅から会社までの道のりを歩きながらオンライン英会話。帰りは最寄り駅のベンチに座って中国語か韓国語。まあ良くやった。2年くらいでしょうか、そんな風に勉強して、試験も受け。将来は海外へ、なんてね、まだ半分くらい思ってました。
だけど、勉強してもしてもむなしさもありました。同期は社費で留学するし、親友はMBAを取りに行くし。そんな活躍を横目に私は駅で勉強ですよ。「いつかは海外」と思う残りの半分では「無駄な努力」とね、分かっていました。でも、それ以外に何をすればよいかも分からないので、ひたすら仕込み。しかしそんな生活も、太郎の小学校入学を機にぱたりと止まりました。
保育園がなくなると子供の帰宅時間が早くなり、終業後の勉強ができなくなりました。子が家を出る時間も遅くなり、朝の勉強も不可能に。在宅中に面倒を見なければいけないことも増えて、辛うじて取れていた自分のための時間が「全く」取れなくなりました。
回していたものが一回ストップすると、もう、もう一度回し治すための力は出てこなかった。その後家を建てたりコロナ対応したりと生活が激変したのもあり、勉強なんてしないまま、ここ4~5年は過ごしてきてしまいました。
「転職したい」は突然に
そんなわけで、保有資格に書ける資格や語学はすべて2018年以前のもの。だけど、ないよりはマシ。巷では語学スコアは2年以内、などと言われているようですが、私なんか正直あの頃やっていなければ、新卒時のしかなかったのですよ、恐ろしや。(あ、でももし頑張れるなら2年前の私も、語学はもうひと踏ん張り頑張っておいて!)
「転職したい」は突然にやってきます。「したい」と思ってから勉強を始めるのでは、実際の転職はさらに後に延びてしまう。だから、ワーママの皆さん、特に「今、超絶マミートラック」渦中の方には、声を大にしてお勧めしたい。
勉強、しておきましょう。転職する可能性のある職種をリストアップして、アピールできそうな資格はないか。もちろん現職でのキャリアアップにつながる資格があれば最高です。やりましょう。語学もやりましょう。そんな風に行動を起こしておくと、数年後の自分が救われるかも。
というわけで、転職活動、再開します。ついでに語学のスコアアップデートも。転職についてはぼちぼち連載しますが、全然更新されなかったときはきっとお祈りメールを受けて撃沈している時なので、そっと手を合わせておいていただけますと幸いです。
お読みいただきありがとうございました。ブログランキングに参加中です。クリックして頂けると次の記事へ励みになります。よければぽちっと…喜びます。