2年前に家を建てました。完全自由設計の家。時短の観点から家事動線にこだわりぬき、2年住んで使い勝手も検証できたので、一つずつ紹介します。初回は食卓のすぐ横に設計した掃除機置き場について。
子育ては食べこぼしとの戦い
何もかも時短したい共働きにとって、ポロポロと床に食べかすをこぼす子供たちとの食事は、悩ましいものです。
あまりにカスが出るものはそもそも平日は出さないという手もあります。例えばクロワッサン。パリッパリのクロワッサンなんて平日の朝食に出した日には。忙しい朝。香ばしい床。無理です。
では食パンは? リクエスト通りにカリッカリに焼いたら、食べかす祭り確定です。無理なんです。食べかすを撲滅するのは。
食卓のすぐ横に掃除機
というわけで、我が家では食卓の真横に掃除機置いてます。その図がこちら。
収納の中とかではないです。本当に食卓のすぐ横。この位置が、便利なんです。
食後すぐにさっと掃除
こちら今日の夜ご飯の後のテーブルの下ですけれども。
食べ終わった瞬間にさっと掃除機を出して、すぐ掃除。
はい、綺麗になりました。
充電タイプのスティック掃除機であることもポイントです。コードつなぐタイプだったら、コンセントにさすのが億劫で出動回数減ります。
一歩でも動線を短く、少しでも手間を減らすこと。その究極の場所が、食卓真横の壁に専用のニッチを作ること、でした。
出しっぱなしなのでおしゃれな掃除機に
でも、ダイニングに出しっぱなしなんて無粋じゃない? 確かに、ここに原色カラーのダイソンがあったら雰囲気だいぶ違います。
インテリアとの調和はデザイン性の高い掃除機を選ぶことでカバー。私はプラスマイナスゼロのスティック掃除機を選びました。
コンセントは隠す想定で設計
見える位置に家電があると気になるのはコンセントです。コンセントは棚の上の段の奥に隠すように設計。
掃除機と同じ高さにあると壁にささっているプラグが見えてしまいますが、別の段に隠れていることで気になりません。
コンセント、どこにあるか分かりますか? こんな感じなら気にならないですね。掃除機周りはコードが一本、上から落ちてきているだけなので見た目もすっきりです。
メイン掃除機は別に持つ
ただ残念ながら、こちらの掃除機サブ掃除機としては吸引力も申し分ないのですが、先端ブラシなどがなくメインとしては心もとないのも事実。そんなわけでこちらはサブ用と割り切って、メインを別に1台持っています。
正確には、メインにダイソンの掃除機を持ったうえで、各フロアにサブ用のスティック掃除機がそれぞれ1台ずつの3台、計4台あります。加えてルンバも1~3の各階に1台ずつ。掃除機だけでスポーツチーム組めそうな勢いです。
さすがに7台はやりすぎだろうって? 私も買う前はそう思ってたんですが、これが本当に快適で。各階に1台あるのは東京の狭小住宅で縦に延びざるを得なかったからしょうがない。掃除機持ちながら階段移動なんてしたくないし、できればルンバに働いてほしいので。
✔住友林業の設計士さんをビビらせた執念の設計図はこちら
とにかく家事動線短縮に異様なこだわりをもって臨んだ我が家の設計。分厚い方眼ノートに手書きで設計図を書いて、ミリ単位で寸法を指定して打ち合わせに持ち込みました。
住友林業は本当に1センチ単位で柱を動かせる自由設計です。家づくりをした方だとわかると思いますが、455ミリとか275ミリとかで刻む必要がなく、必要なら1センチ単位で設計してくれる。その自由さに救われました。
出来上がった設計は完ぺきに狙い通り。住んで2年、ここに掃除機を置いて良かったと、日々食べかすをこぼされ、そのたび実感しております。ありがたや、ありがたや。
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